目次
空調服ユーザーの皆さまへ
ここ数年、全国で誤使用によるモバイルバッテリーの発煙・発火事故が多発しています。
空調服に使用されるモバイルバッテリーも例外ではなく、誤った使用方法や安全基準を満たしていないバッテリーを使用したことにより、重大な事故につながったケースも報告されています。
特に、夏場に活躍する空調服に使用されるモバイルバッテリーは、長時間の連続使用や高温下での使用が多く、リスクが高まりやすい状況にあります。
あなたや職場の安全を守るために、正しい知識と点検の習慣が必要です。
安全にご使用いただくため、以下の点に十分ご注意ください。
火災事故につながった実際の事例
・バッテリーが高温になって発火
→ 40度以上の炎天下等、車内など高温になる場所で充電・使用・保管しないでください。
・濡れた手でバッテリーを触った結果、内部ショートを起こして発煙
→ 水場や雨天時の使用には十分ご注意ください。
・安価な互換バッテリーを使用して発火
→ 安全基準を満たしていないバッテリーは、非常に危険です。
・ズボンのポケットに入れたまま長時間座り、圧迫されて内部破損・発煙
→ 長時間体重がかかる状態での使用は避けてください。
火災を防ぐための使用上の注意
・必ずメーカー推奨のモバイルバッテリーを使用する
メーカー対応機種以外の互換品や規格外製品の使用は絶対におやめください。
・PSEマークの無いバッテリーは使用しない
安全規格を満たしていること証明する「PSEマーク」取得製品をご利用ください。
フリマサイトやオークションサイトでは違法な輸入品のモバイルバッテリーが販売されています。
PSEマークの無いものは日本の電圧に適合していないため、ファンの故障や最悪の場合は発火する恐れがあります。
・充電中や使用中は布団の中やポケットに入れたままにしない
放熱が妨げられると過熱の原因になります。
・濡れた手で触らない
濡れた手で操作しないでください。
液体がファン又はバッテリー部分に入ると発熱、感電、故障の原因となります。
・高温の場所に置かない
直射日光下、炎天下の車内などに長時間放置しないでください。発熱、発火、破裂の恐れがあります。
また、プラスチック部分が変形し、故障の原因となります。
・バッテリー端子部分の金属類を接触させない
ショートして発火する恐れがあります。
・熱を冷ますために保冷剤を使わない
早急に熱を冷まそうとして保冷剤などを使わないでください。
急激な温度変化によって結露が発生し、故障の原因となります。
バッテリーが発火・発煙したらどうする?
・少しでも異常を感じたら直ちに使用を中止する
膨張、異臭、焦げ跡、変形などの異常を感じたら、直ちに使用を中止してください。
鍋や空き缶などの丈夫な容器に入れ、119番通報をしてください。
・発火した場合は消火器で消火
発火してしまった場合は、消火器を使用するのが確実です。
消火器が近くに無い場合は、お風呂一杯程度の大量の水をかけ続けてください。
水とリチウムイオン電池が反応してしまう可能性があるため、必ず大量の水で消火してください。
異臭・変形・発熱などに気づいたら、直ちに安全を確保して119番通報・近くの消防署に相談するようにしましょう。
浜松市のモバイルバッテリーの廃棄方法は?
上記のようなリサイクルマークの表示があるものは、家電量販店やホームセンターなどのリサイクル協力店で回収してくれるそうです。
ショートの恐れがありますので、電池残量を減らし金属端子部にテープを貼るなどして絶縁処理してから持ち込んでください。
リサイクルマークの表示がないものや、リサイクル協力店が近くにない場合は、特定品目のゴミとして地域で決められた集積所に出してください。
※膨らんだモバイルバッテリーも出せます
※車載バッテリーは出せません
詳しくは、小型充電式電池の回収ページ/浜松市公式ホームページをご確認ください。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |