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猛暑対策の定番となったファン付きウェア市場。
その中でも、じわじわと存在感を高めているのがクロダルマの「エアセンサー(AIR SENSOR)」です。
今回は、実際の製品をもとにエアセンサーとは何か?どこが強いのか?を徹底的に調べてみました。
エアセンサーとは?
エアセンサーは、作業服メーカーであるクロダルマが展開するファン付きウェアブランドです。
大きな特徴は、ウェア・ファン・バッテリーを自社で一貫して展開している点にあります。
そのため開発のスピードが速く自由度も高いことから、万人受けを狙った無難な製品というよりも、現場のニーズに寄せた玄人好みの特徴あるモデルが多いブランドです。
各社の2026年モデルのスペック
| ブランド | 商品 | 出力・稼働時間 | 風量 | 充電時間 | 重量 |
| 空調風神服 | RD9691NJ バッテリー |
【TURBO:24V】約5分+直前のモード 【POWER:19V】約4時間 【HIGH:15V】約8時間 【MIDDLE:12V】約12時間 【LOW:9V】約24時間 |
【24V】約100ℓ/秒 【19V】約80ℓ/秒 【15V】約65ℓ/秒 【12V】約55ℓ/秒 【9V】約40ℓ/秒 |
約3.5時間 | 約345g |
| RD9610PH ななめファン |
約220g | ||||
| エアークラフト | AC10 バッテリー |
【30V】1時間+【23V】約5時間 【23V】1.5時間+【自動】約6.5時間 【16V】約11時間 【9V】約30時間 |
【30V】約120ℓ/秒 【23V】約91ℓ/秒 【16V】約62ℓ/秒 【9V】約38ℓ/秒 |
約4時間 | 約405g |
| AC10-1 ファン |
約223g | ||||
| エアセンサー | KS300 セット |
【最強:36V】30分+【中:21V】8.5時間 【強:28V】5時間 【中:21V】11時間 【弱:16V】20時間 |
【36V】約150ℓ/秒 【28V】約115ℓ/秒 【21V】約85ℓ/秒 【16V】約60ℓ/秒 |
約5時間 | 約433g |
| 約200g | |||||
| 某 量販品 (※参考) |
バッテリー | 【7V】約7時間 【6V】約9時間 【5V】約13時間 【3.3V】約30時間 |
非公表 | 約5時間 | 約265g |
| ファン | 約234g |
業界最強クラス36V「最大風量150ℓ/秒」と言われても正直ピンとこないかもしれませんが、実際に机の上で電源を入れると、ファンが浮き上がるほどの風量。
まるでドローンのプロペラのような、強烈な風を生み出します。
さらに驚くのはその体感レベル。
エアセンサーでは【中】設定でも、他メーカーの【強】クラスを超えてくるレベルで、明らかに一段上の風量性能を感じられます。
この桁違いの風量は、正直かなり衝撃的です。
そしてここまでくると、どうしても比較してしまうのが他社製品。
最大出力25Vの空調服や最大出力24Vの空調風神服と比べると約1.5倍もの風量を誇ります。
また、最大出力7Vクラスの某生活用品系メーカーのモデルと比べると、風の「質」も「量」もまったく別物で、同じファン付きウェアとは思えないほどの差があります。
他メーカーとどこが違う?
エアセンサーの性能を、わかりやすくグラフにしたのがこちらです。

エアセンサーの強みは「尖った性能設計」
エアセンサーの特徴を一言で言うと、万人向けではなく、性能(風量)に振り切った空調ウェアです。
主な強みはこの3つ。
・業界最強クラスの最大風量
・業界最薄クラスのファン
・他より1段階上の風量切り替え
一方で、この尖った性能にはしっかりとした弱点もあります。
高出力ゆえにバッテリー重量もそれなりにあり、ある程度の充電時間を必要とします。「すぐ使いたい」「長時間使用」というシーンでは、少し扱いづらさを感じることもあります。
また、エアセンサーは最低設定でも風量が高く、室内作業や空調が効いた現場では「ちょっと強すぎる」と感じる場面も発生しそうです。
つまり、「ハマる人には圧倒的にハマる、玄人向けの一着」と言えます。

ちなみに、某生活用品販売メーカーの商品をこのグラフに当てはめると、このような形になります。
炎天下や高温環境での作業に従事する、従業員の安全を守るプロの現場においては、やや心もとないスペックとなる場合があり、用途に応じた慎重な選定が重要です。





