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先日、カルビーが「ポテトチップス」や「かっぱえびせん」などのパッケージを順次白黒化すると発表しました。
背景にあるのは、中東情勢の緊迫化によるナフサショック。
カラー印刷に必要なインク原料の調達が難しくなっているため、2026年5月25日出荷分からモノクロパッケージへ切り替えるとのことです。

2色対応商品のパッケージ(出典:カルビー)
さらに、伊藤ハム米久ホールディングスでも、パッケージ仕様変更の検討が進んでいるそうです。
もちろん、これは企業努力の一つですし、「逆に目立つ」「限定感があって面白い」という声もあります。
ナフサ不足という不測の事態を逆手に取った上手な戦略とも言えるでしょう。
ただ、個人的に気になったのは、『色が持つ役割』です。
色は、思っている以上に人の行動を左右している

昔から、暖色系は食欲を刺激し、寒色系は食欲を抑えると言われています。
マクドナルド、モスバーガー、吉野家、すき屋、ココ壱番屋、ゼッテリア・・・
実際、ファストフード店や飲食チェーンでは、赤やオレンジ、黄色などを多用しているケースが多くあります。
暖色系は完熟した果実などを連想させ、血流や体温を上げ「おいしそう」「楽しそう」「元気が出そう」と感じさせるためです。
逆に青や紫の寒色系は、自然界の食物に少なく腐敗や毒を連想させるため、食欲訴求にはあまり向きません。
バーガーキングはロゴから青色を排除しましたし、はま寿司は海と波を想起させる濃紺と水色を『意図的に使用』しています。寒色をイメージカラーとして使う外食チェーンはゼロではありませんが、意味のある使い方をしているのです。
つまり、私たちは無意識のうちに「色」から情報を受け取っているということです。
白黒パッケージになると、何が変わるのか
最初は話題性で売れるかもしれません。
ですが、他社も追随したり、消費者が見慣れてきたとき、少し違った変化が出てくる可能性があります。
・・・例えば、コンビニでポテトチップスを手に取る瞬間。
カラーなら、
「オレンジ/青だから、うすしお」
「ベージュ/オレンジだから、コンソメパンチ」
「黄/緑だから、のりしお」
と、一瞬で認識できます。
しかし白黒になると、
「これは何味だろう?」
「うすしお? のりしお?」
と、一度考える「間」が生まれます。
このワンクッションが増えることで、衝動的に買い物かごへ入れる機会が減るかもしれません。
色は単なるデザインではなく、「瞬時に情報を伝える装置」でもあるのです。
実は、制服選びもまったく同じ

これは企業ユニフォームでも同じことが言えます。
例えば、オレンジ色のスタッフポロシャツを導入している介護施設やリハビリ施設。
入居者やご家族は、遠くからでも「スタッフさんだ!」と瞬時に認識できます。
それに、単なる目立つ色という話だけではありません。
オレンジには、
・元気
・安心感
・親しみ
・幸福感
といった心理的イメージがあります。
高齢者施設やリハビリ施設では、この「安心して声をかけやすい雰囲気」が非常に重要です。
もし全員が白黒や無彩色の制服だった場合、スタイリッシュには見えるかもしれません。
しかし、入居者にとっては少し冷たく、不安感を与えてしまう可能性もあります。
「派手な制服」には、理由がある

街中で見ると、「ちょっと派手だな」と感じるユニフォームもあります。
ですが、その色には必ず意味があります。
・工場なら安全性
・介護なら安心感
・飲食なら食欲や清潔感
・イベントなら高い視認性
など、誰にどう感じてもらうかまで設計されているケースが多いのです。
制服は、単なる作業着ではありません。
企業の考え方や、働く人への想い、そしてお客様へのメッセージまで表現する「コミュニケーションツール」でもあります。
色を変えるだけで、会社の印象は変わる
中東情勢という世界規模の問題から始まった、白黒パッケージ化のニュース。
ですが改めて感じたのは、色には「情報」と「感情」を伝える力があるということでした。
制服選びでも、
「かっこいいから」
「なんとなく流行っているから」
だけではなく、
「誰にどう見せたいのか」
「どんな印象を持ってほしいのか」
「どんな職場にしたいのか」
まで考えることで、より意味のあるユニフォームになります。
玉川産業では、業種や働く環境はもちろん、「お客様や地域にどう見られたいか」という視点まで含めて、制服をご提案しています。
例えば、
・元気で親しみやすい印象を与えたい
・清潔感や安心感を伝えたい
・若い人材にも魅力的に見せたい
・一目でスタッフだと分かる視認性を高めたい
など、色が持つ効果を踏まえたご提案が可能です。
また、私たちは単に制服を販売するだけではありません。
御社の社員の一員になったつもりで、
「この現場ではどんな色が安心感につながるのか」
「どうすれば働く人のモチベーションが上がるのか」
「お客様にどんな印象を持っていただきたいのか」
まで一緒に考えながら、最適なユニフォームづくりをお手伝いしています。
一見派手に見えるユニフォームにも、実はしっかり意味がある。
だからこそ、制服の色選びは「なんとなく」で決めるにはもったいない時代なのかもしれません。
「うちの会社には、どんな色が合うんだろう?」
そんな時はぜひ、玉川産業へお気軽にご相談ください。
色を熟知したスタッフが、御社らしさを引き出すユニフォーム選びを一緒に考えます。
「まだ問い合わせする段階ではないけど、色にはどんな意味があるのか気になる」という方に向けて、色が与える印象や心理効果についてまとめた記事もご用意しています。
▼ 色の意味や印象・適した職種について詳しく知りたい方はこちら
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